2018_04_18(水) 10:38

友禅染めの製作体験に行ってきました!

記事投稿: オハナスタイル編集部

2018_04_18(水) 10:38

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記事投稿: オハナスタイル編集部

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皆さん、こんにちは。

先日の房総張子に引き続き、
オハナスタイルスタッフが、今度は友禅染めの染色作家・石山修さんを訪ねてきましたよ!

「友禅染め」というと、京友禅、加賀友禅、東京友禅など、全国で行われているので、聞いたことがあるという方も多いかもしれませんね。

今回訪ねた石山さんの工房は茨城県にありました。
昭和36年、東京在住の染色家120名が水海道(現在の茨城県常総市)に染色村を建設し、石山さんもその際に東京から家族で移り住んで来られたそうなのです。
しかし当時それだけの人数がいた染色村も、今ではそれで生計を立てているのは、3軒にまで減ってしまったとのことでした。

この染色村で染められた作品は「きぬの染」と名付けられ、平成18年に茨城県郷土工芸品として認定されているそうです。



石山さんの作品は主に「手描き友禅」ということですが、
我々オハナスタイルスタッフは全くの未経験のド素人。

そして限られた時間の中での体験だったため、
今回は、バンダナを藍で染めるという染色体験をさせていただきました。

まずはバンダナを折りたたんで、角をラップで包み、糸でギュッとしぼっておきます。
染めるときに色がつかない部分(柄)を作るためです。
写真ではバンダナを三角形に畳んでいますが、四角形に畳むパターンも同時に制作してみます。

最終的にどうなるのか…楽しみです♪

上の写真で一緒に写っている右の円錐状のものは、
生クリームの絞り出し袋のような方法で手描き友禅の絵を描く道具なんだそうですよ。
筆や刷毛ばかり想像していましたが、このような道具もあるんですね。

さて、ここまでの下準備ができたら、歩いて3分ほどの作業場へ移動します。

作業場にはちょうど製作途中の帯が乾かされていました。

写真では残念ながらきれいに色が再現されませんでしたが、
実物は紫から青の濃淡ある色で、ものすごくきれいでしたよ!
あの美しい色味がお伝えできず、とても残念!

柄の部分に糊付けをすることで、その部分が白く残るのだそうです。

こういった作品は隣の部屋にある水場↓で、地下水をくみ上げ、ジャブジャブ洗ったものだそうですよ。

と、一通り案内していただいた後は、作業場の外に出て、体験制作の続きです。

ここで準備しておいたバンダナを藍の液体に漬けるのですが、
オハナスタイルスタッフの糸の縛りが弱かったようで、漬ける前に一か所スポッ!!と抜けてしまいました。

「ああ~取れちゃった…」
とオハナスタイルスタッフががっかりしていると、石山さんが、糸より少しだけ太めのロープのようなものを持ってきてくれて、取れた部分をぐるぐる巻きに。
ラップなしで巻き付けただけですが、ロープの隙間から浸み込む部分と染み込まない部分がどんな模様になるのか…これはこれで楽しみです♪

藍の液体に浸します。
しっかりと中まで染まるように、念入りに。

この時点ではバンダナは緑色にしか見えません。

これ…本当に藍なのかな?と不安になるくらい「緑」でした。

中までしっかり染み込んだ頃合いを見て、いったん水で洗い、庭に張ってあるロープに広げて干します。

液体から出したてのバンダナはもっと緑だったのですが、もたもたしているうちにどんどん青くなっていきます。
写真で伝わるか微妙ですが、この時点ではまだ少し緑っぽさが残っています。

ほんの2~3分後。
だいぶ緑色が抜け、青みだけになってきました。

さらに2~3分もすると、しっかり濃い色に。

そして、持ち帰ってしっかり干して乾いた後はこんな感じに仕上がりました!

ちなみに写真左が三角形に縛ったもの。右が四角形に縛ったもの。
柄の配置は…結果、どちらでも同じでした(笑)

ロープで縛ったところは

こんな風に縄目が出て、たくさん巻いた分、他の絞りよりも円形が大きくなり、アクセントになりました。

今回はお話を伺いたく、事前にお願いしていたので、体験の後、別室でいろいろなお話を聞かせてくださいました。

別室には、たくさんの作品が飾られていました。
すべては載せきれませんが、とても独特な、目を奪われる作品ばかり。

こちらの大きな額のモデルは「もやし」だそうですよ!
身近だけど思いもよらないところからインスピレーションを得る感性はさすがです。

19歳からこの道に入られ、これまで53年もの長きにわたり友禅染を続けてこられた石山さん。
受け身で仕事をせず、ご自分から提案していくことで道を切り開いてこられたそうです。

石山さんの言葉には、「人生」がギュッと詰まっていました。
中でも、
「作品には生き方が出る」
「苦しんでいた時の作品はいい作品だね。アーティストは苦労したほうがいい。必死だから。無になってるから。どうしたら伝わるかっていうのが、凝縮しているよね。」
という言葉がとても印象的でした。

今でもその頃の作品は売らずに手元に残していらっしゃるそうです。

染め方を学ぶだけでなく、人生におけるとても大切なものも学ぶことができる、とても素敵な体験でした。

今回オハナスタイルスタッフが体験したような染色だけでなく、もっと本格的な手描き友禅も学べます。
ご家族やご夫婦で体験してみてはいかがでしょうか?
お子様も小学生以上ならお楽しみいただけると思います。
石山さんの作品掲載や展覧会情報もありますので、ウェブサイトにアクセスしてみてくださいね。

【染色作家 石山修 いのちへの賛歌】
ウェブサイト:http://ishiyamaosamu.com/
住所:茨城県常総市坂手町5538-30
TEL:0297-27-3025

製作体験第1弾「郷土玩具・房総張子」の記事はこちら

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