2020_02_07(金) 09:20

体験取材・発達障害検査を受けてみた。【徒然スパイスバル】

記事投稿: シオ・コージ

2020_02_07(金) 09:20

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記事投稿: シオ・コージ

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昨年11月に近所の精神科クリニックで発達障害の検査を受けました。

年末に診断結果が出たので、今回は検査の実際とその結果について体を張った記事をお読みください。

★目次★

1. 学校でも社会でも落ちこぼれ。

いまからウン十年前、筆者が子どもの頃は発達障害なんて言葉はまだなかった。

それでもやたら勘違いが多かったりまわりの空気が読めなかった筆者は他の同級生からバカにされ、クラスではカースト最底辺にいるような小学生だった。

社会へ出てからも仕事で単純なミスを繰り返し、職場では良好な人間関係を保てず、ついにはクビを言い渡され……

恥の多い人生を送ってきました(by太宰)。

2. はじめは検査をためらっていたが…

最近になって「大人の発達障害」という言葉を聞くようになった。

子供のころ診断を受けられなかったため障害が見過ごされ、しんどい思いをしてきた人たち、という意味合いだ。

もしかして自分も障害があるのでは…そんな疑いの気持ちはずっとあった。

本などに書かれた発達障害の特徴を見ると、これがもう自分にどんぴしゃり。

だが最近まで、検査を受けようという気にはあまりならなかった。

発達障害はけして病気ではない。先天的な脳の特性だ。薬で症状を抑えることはできても治療で全快するものじゃない、そう考えていたのだ。

だけど、なんか釈然としない思いがある。この障害に対し、自分のスタンスがはっきりと持てないことが妙にモヤモヤするのだ。

ネットなどで発達障害当事者が自分の症状について語っているのを見る機会は多い。

僕自身も、自分の生きづらさについて語るなら、まず自分の立場をはっきりさせないと、それには障害があるかどうか白黒つけるべきだと思うようになったのだ。

検査を受けに近所の精神科クリニックを最初に訪れたのが昨年5月ごろ。予約がいっぱいでずっと待たされ、やっと順番がまわってきたのが11月。

およそ半年待ちだ。発達障害の検査を受けようという人の多さを実感。誰もが生きづらさに悩んでいるようだ。

3. 難問奇問が続々と……

今回受けたのはWAIS-Ⅲという知能検査。時間にして2時間近く、多種多様な問題にトライした。

たしかこんな問題があった。

5つ並んだ数字を見たあとで「いま見た数字を順番に言ってください」と医師の先生。これはとくに難しくないので即答。

すると先生は「それではこの5つの数字を逆から言ってください」

ぎゃ、逆……⁈ 無理や!

こんな感じでジャンルもさまざまな難問奇問が矢継ぎ早に次々と出題される。記憶力、観察力、注意力、あらゆる能力が要求される。

障害のない人でも答えに苦労するのではと思われるレベルだ。それとも自分にとっては難問だが普通の人たちは簡単に解いてしまうのだろうか。

普通のひと、レベル高すぎる……

4. 知能指数は問題ないが……

それでは、少し恥ずかしいが検査の結果を特別に大公開。上がその結果である。

「I.Qは問題ありません。むしろ平均より高いですね」と検査にあたった先生には意外なことを言われた。

I.Q高いと言われて嬉しくないこともなかったが、なんとなく釈然としない気持ちになる。

そもそもI.Qの高い低いと発達障害とは関係あるのだろうか。

自分の場合すべてのI.Qは平均を上回っているものの、ひとつだけ処理速度というやつが他にくらべて低く、それが足を引っ張りバランスを崩しているのではというのが先生の見解だった。

「低いとはいえ、処理速度だって平均より上ですからねえ」気休めのように言う先生。

要するにグレーゾーン、障害というほどではないが仕事や社会生活には差し支えるというやつらしい。

うーん、なんだか自分のことを障害者ととらえるべきか健常者ととらえていいのか、いまいちすっきりしない。

現在のところどうにか就労できてるから障害者手帳だってもらえないだろう。手帳が欲しいと言ったら、甘えるな!とか叱られそうだ。

今までずっと感じてきた生きづらさも、取るに足らないことだというのか。なんだか拍子抜けしてしまう。

念のため先生にもう一度確かめてみた。「でも僕の場合、I.Qとは関係なしに障害はあるんですね」

「その傾向はあるでしょうね」

先生の答えは、なんだか奥歯に物がはさまっているようだった。

いくらI.Qが高くても、僕には宝の持ちぐされということのようだ……。



5. まとめ・検査を終えて。

ということで、限りなくグレーな結果判定となった。

胸を張って「僕は発達障害者です!」とアピールするほどでもなく、仕事や人間関係など日常生活の違和感が解消されることもなく。

濃いグレーなのか薄いグレーなのか定かではないが、今後この障害について語るときは、当事者の立場から発言してもよさそうだ。

最近増えつつある発達障害当事者の会などにも積極的に足を運び、また体験取材の結果を報告したい。

オハナスタイル公式ライター : シオ・コージ

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