2020_01_21(火) 09:42

抗がん剤治療ってどんなもの!?④【がん患者と娘、家族の歩み】

記事投稿: ラッキークローバー

2020_01_21(火) 09:42

293

記事投稿: ラッキークローバー

293

2019年11月、父がすい臓がんのため、70歳で亡くなりました。

告知を受けてから1年と少しの闘病生活でしたが、父はもちろん、そばで支える家族にとっても苦しく、また様々な思いを経験した1年でした。

その中で、たくさんの治療法やその副作用、また費用や入院期間など、これまでドラマの中でしか知らなかったことや、勘違いしていたことが多くあったことに気が付きました。

それらを、テーマに沿って、実体験を基に、分かりやすく皆さんにお伝え出来ればいいなあと思い、書くことを決めました。

ただ、これはあくまでも父の場合です。

がんの種類や進行度合い、年齢など、個人差によるものも大きいですし、医療機関によっては取り扱っていないものもありますことをご理解ください。

★目次★

通院で抗がん剤治療が受けられる!?

私は約1年間、父の闘病をそばでずっと見てきましたが、知らなかったことや驚いたことが本当にたくさんありました。

なかでも1番驚いたことは、「通院で抗がん剤治療を受けることができる」ということでした!

なぜかは分かりませんが、「抗がん剤治療は入院して行うものだ」というイメージが私の中では強くあり、自宅に帰れるなんて思ってもいなかったのです。

そこで今回からは、通院での抗がん剤治療がどのようなものだったか、父の様子と共に詳しく書いてみたいと思います。

抗がん剤のサイクル

抗がん剤治療では、多くの場合、1日または何日か投与したのちに、しばらく休薬期間をおき、再び投与するパターンを繰り返して行われます。

投与期間と休薬期間を合わせた期間を「1クール」や「1コース」などの単位で数え、一連の治療として数回繰り返されることが一般的です。

休薬期間を設けるのは、薬によってダメージを受けた正常な細胞を回復させるためで、何クール行うかは、患者さんの体力や、がんの縮小効果を見ながら決められます。

父の場合は、毎週水曜日が診察日だったので、

1週目の水曜日、抗がん剤治療
2週目の水曜日、抗がん剤治療
3週目の水曜日、抗がん剤治療
4週目の水曜日、お休み

というサイクルで進めることになりました。

この4週間で、1クールになります。

何クールまで続けるかは先生の判断によりますが、だいたい1ヶ月~2ヶ月くらい経ってからCTを撮り、がん細胞の大きさの変化を見て、そのまま続けるかどうかを決めていきます。

ですが、毎回、予定通りに抗がん剤を打てるというわけではありません。

抗がん剤を打つ前に血液検査をして、治療が受けられる状態にあるかどうか、必ず診察を受けなければなりません。

ダメージを受けた正常な細胞が、元の状態まで回復していないのに、抗がん剤を打ってしまうのは危険だからです。

まずは、「予定通りに抗がん剤を打つ」ということが、とても大きなポイントになってくるのです。

白血球の減少について

前回の副作用の説明でも書きましたが(前記事参照)、代表的な副作用のひとつに、「白血球の減少」があります。

抗がん剤治療を受ける前の血液検査で、白血球の数値が正常範囲内にない場合は、抗がん剤を打つことができません。

父は、何度もこの理由で、抗がん剤をうつことが出来ませんでした。

白血球の数値を上げるためにはどうしたらいいか、先生に聞いたり、ネットでもたくさん調べましたが、残念ながら、これといった方法はありませんでした。

白血球の数値を上げる食品や生活環境など、様々な視点から調べてはみましたが、結局のところは、免疫力を下げないようにしたり、感染予防を徹底するしかなく・・・。、
(もちろん、それらが出来ていなければ、白血球の数値が上がってくることはないので、とても大切なことです!)

父は、結局、当初予定していた週1回のペースでは打つことが出来ず、途中からは、

1週目の水曜日、抗がん剤治療
2週目の水曜日、血液検査と診察だけ。
3週目の水曜日、抗がん剤治療
4週目の水曜日、お休み

というように、2週間に1回のペースになりました。

調子の良くないときは、3週目の抗がん剤も打てず、結局4週間で1回しか打てなかったというときもありました。



通院での抗がん剤治療のメリット

しかし、まだこの頃は体調の良い日もあり、自宅で自由に動くことができて、今思えば穏やかな時間だったのかなあと思います。

自宅で過ごしながら抗がん剤治療を受けられるというのは、他人に気を使う性格の父にとっては、とてもありがたいことでした。

父はこの病気で合計6回入院しましたが、大部屋での入院は、どうしても同じ病室の患者さんに気を使って、音を立てないように注意したり、先生や看護師さんが来てくれたときも、話づらかったりします。

私や母が様子を見に行ったときは、必ず談話室へ出て話していましたし、他の患者さんもそのようにしていました。

また、同室の患者さんが急変して、看護師さんがバタバタと走り回る光景を目にしたこともあり・・・。

そんな様子を見ていると、「いつか自分もそうなるのだろうか。」と一気に不安になり、精神衛生上、良くなかったんです・・・。

自宅で過ごしながら治療を受けるメリットとして、食事面もとても大きいと感じました。

病院で用意してくれる食事は、栄養面を考え、父に合ったメニューを出してくれるので、安心ではあるのですが、決まった時刻に決められたものを食べる生活の息苦しさは、経験した人にはよく分かってもらえるのではないでしょうか。

その点、自宅だと、

「今朝はいつもよりゆっくりしたいから、少し食事の時刻を遅らせようか。」

と、好きなタイミングで食事をとることができるし、食事内容も、

「今日は食欲がないから、特別に好物ばかりにしてみよう!」

など、自由に決めることができます。

気負わず、リラックスして過ごすことが、大切ですよね!

なにより、大好きな母とのおしゃべりを楽しみながら、誰にも気を使うことなく二人で過ごせる時間は、父にとっては何物にも代え難いものだったのではないかなあと思います。

次回は、実際に病院でどのように抗がん剤治療を受けたのかを、お伝えしたいと思います。

<前回の記事はこちら>

抗がん剤治療ってどんなもの!?③

<次の記事はこちら>

抗がん剤治療ってどんなもの!?⑤

オハナスタイル公式ライター : ラッキークローバー

タイアップ

関連記事

オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ

新着記事

オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ
オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 年間

お得なプレゼントの案内や家族に関する記事を受け取ろう!


おすすめコンテンツ

次へ
前へ