2020_01_11(土) 09:21

地域行事の大役?大晦日の火の番【生きる力を伝える育児】

記事投稿: ノンママ

2020_01_11(土) 09:21

117

記事投稿: ノンママ

117

あなたは地元の行事の参加することはありますか?

今回は小学6年生の娘が「大みそかの大役」に参加させてもらった日のお話。

★目次★

新たな一年が始まりました。

早いもので松の内も、もうすぐ終わろうとしています。

初詣、餅つき、おせち料理作り、大掃除等、、。

お正月にまつわる様々な行事をご家族で楽しまれた方も多かったことでしょう。

最近はお正月も簡略化されてはいますが、子供がいるとそうもいきません。

わが家にはお正月を楽しみにしている小学6年生の娘がいます。

お正月を迎える準備の中には、いつもより手間や時間のかかるものが多くあります。

ついつい面倒に思ってしまいますが、娘の笑顔を思うとやめるわけにはいかず、
何とかやってきました。

予想通りの娘の笑顔を見ると、やってよかったと満たされた気持ちになります。

子供にとって喜びやいい思い出となることが、親の頑張りの源なのかもしれません。

寝ずの番?

お正月行事の代表格ともいえるのは初詣ではないでしょうか。

わが家が初詣に出向く神社では毎年、大晦日にお焚き上げが行われます。

去年頂いたお守りや破魔矢をお返しして神様に感謝し、火にくべるのです。

皆さんも目にされたことがあると思います。

お焚き上げの火の番は子供会やボーイスカウトの子供達です。

もちろん大人がいますが主役は子供達です。

火の様子を見て薪をくべたり、参拝の人からお守り等を受け取ります。

その火の番をしませんかと娘にお誘いがありました。

火の番はともかく一晩起きていられるかしらと、そちらの心配です。

そんな心配をよそに娘は大喜びです。

まあ、一晩くらいは何とかなるだろうと参加させて頂くことになりました。

大きな穴。

大晦日の夕方、神社に集まりました。

係の方から色々と注意を受けます。

それから、みんなで安全を祈願します。

子供達はいつになく静かで真面目な様子です。

お焚き上げの場所は神社を入ってすぐ横の広場です。

2メートルほどの大きさの穴が掘ってあります。

毎年焚き火をするので焼け焦げているのか、土が黒くなっています。

のぞくと底がないようです。

穴には伐採した木の根や枝がもうすでにたくさん入れてあり、周りは少し土が盛られています。

子供達はこの穴の廻りで一晩、火の番をするのです。



火がついた。

夕闇が迫り、少しずつ薄暗くなってゆくと火がつけられました。

パチパチと乾いた音が聞こえ、火が炎へと変わってゆきます。

炎は夕暮れの青い闇の中で燃えています。

それは真っ暗な闇の中の炎とはまた違った美しさがあります。

思わず見入っていると、子供達が騒ぎ始めました。

「ついた!ついた!」

「燃えてる!」

火の周りを全力疾走する子供達にハラハラします。

気をつけて!走らないで!

炎で顔を輝かせている子供達には、大人の注意は耳に入らないようです。

大役です。

あたりが真っ暗になりました。

新年を迎える時刻まで、まだまだありますが参拝者の姿がチラホラと見られます。

子供達は何人かに別れて火の番をします。

まずは参拝者から預かったお守り等を分別します。

火にくべていいものと火にくべてはいけないもの。

細かく分別が決められているので注意が必要です。

時には参拝者が燃やせないものを火にくべてしまうことがあります。

子供達はそれを見逃しません。

火かき棒で取り上げて分別します。

見つけた子供は満面の得意顔です。

分別だけではありません。

薪を足したり動かしたりして火が消えないよう番をします。

これが一番の役目です。

まさに火の番は大役なのです。

お焚き上げの炎。

日付の変わる零時ちかくになると参拝者が増えてきます。

拝殿から境内の外にまで長い列が出来ます。

一年に一度、大晦日の夜にだけ見られる光景です。

お焚き上げの炎と神社の提灯の灯りだけが暗闇を照らしています。

闇に浮かぶ神社は厳かな気持ちにさせてくれます。

お焚き上げの炎は静かに燃え続けています。

闇夜に浮かぶ炎。

舞い飛ぶ火の粉と天に昇ってゆく白い煙。

ゆらゆら揺らめく炎には抗い難い力があります。

無心に。

そして深いもの思いへと心を導いてくれます。

燃える炎を見る人々の表情は様々です。

過ぎ去ったこと、これからのこと。

大晦日、元旦に見る炎に格別の意味を人は見出すのかもしれません。

新年を迎えました。

誰からともなく、おめでとうございますの声が聞こえてきます。

子供達もおめでとう!と元気に声を掛け合っています。

いつもなら眠くて仕方のない娘も元気一杯に活躍しています。

少しづつ空が明るくなってきました。

見上げると美しい朝日が昇りはじめています。

あたりが明るくなるにつれ、炎が力を失ってゆきます。

火を落とすことはありませんが、そろそろ子供達の役目は終わりです。

娘はやっと眠そうに目をこすり始めました。

一晩、火の番をした娘に神様の御加護があることでしょう。

娘にとってきっと素敵な一年になることを願います。

晴れわたった元旦の朝、煙のにおいをまとった娘と家路についたのでした。

オハナスタイル公式ライター : ノンママ

タイアップ

関連記事

オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ

新着記事

オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ
オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 年間

お得なプレゼントの案内や家族に関する記事を受け取ろう!