2019_11_16(土) 07:00

「本当の」お出汁をとろう【生きる力を伝える育児】

記事投稿: ノンママ

2019_11_16(土) 07:00

57

記事投稿: ノンママ

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紅葉が色づき始め、冷たい風が身にしみるようになりました。

そうなると、温かいものが恋しくなります。

マフラー、手袋、こたつ。

身に着けるものだけでなく、食べ物も温かいものを身体が求めているように感じます。

そこで今回は体も心も芯から満たしてくれる「お出汁」についてのお話です。

★目次★

お鍋のお出汁は。

温かくて美味しくて、と考えるとお鍋です。

今までは昆布や煮干しでお出汁を取っていました。

急いでいる時や面倒な時は、パック入りや顆粒のだしのもとを使いました。

でも最近は鍋つゆを使っています。

材料さえあれば煮込むだけです。

しかも美味しくて、色々な味を楽しめます

鍋つゆの美味しさと手軽さを知ってしまうと、使う前には戻れないなと思ってしまいます。

でも既製品の味は慣れてしまうものです。

家庭の味やおふくろの味を知らずに、小学6年生の娘が大人になってしまうのでは。

一抹の不安を感じつつも、便利さが勝ってしまいます。

その一方で、せっかく日本人として生まれてきたのです。

ちゃんとしたお出汁の取り方を知っていてほしい。

少々大げさかもしれませんが、ちゃんとしたお出汁の取り方を教えることは、親としての務めではないかとも考えてしまいます。

自分のものぐさを棚に上げ、娘にはどうやって教えてようかと思っていました。

そんなことを考えていた時、プロの先生からお出汁の取り方を学びませんかと声をかけていただきました。

せっかくのいい機会です。

娘も一緒に連れて行くことにしました。

美味しいお出汁を取るには。

先生は有名な高級旅館の料理長で、調理学校でも教えておられるとのこと。

それだけでなく、海外の大使館で和食を広める活動もされていると話されました。

そんなすごい先生が教えて下さるなんて、とちょっぴり気後れします。

でも、そんなことは杞憂でした。

先生はきさくで、おしゃべりもお上手です。

家庭ではお出汁を取ることが少ないことを前提に、お話しをして下さいました。

お出汁を取るのは、面倒だ手間だと感じるでしょう。

でも、美味しさを知ってほしい。

毎日でなくても、ここ一番の時にお出汁を取ってほしい。

その為に正しいお出汁の取り方を知ってほしい。

先生は話をされながら、流れるような手付きで調理をされます。

昆布にかつお節は、いいものをたっぷりと。

かつお節はもちろん、削りたてのものを。

ケチらずに、ひとつかみ。

沸騰直前に昆布は出して。

かつお節はこすんです。

出汁を出そうとして、かつお節を押しちゃあダメです。

重力で、落ちるがままにまかせるんです。

ああ、そうだったと、どこかで聞いたことや読んだことがあるのを思い出します。

お話しの合間には、うどん屋さんや和食のお店のような、お出汁の何ともいえない、いいにおいが漂います。

食欲がそそられるだけでなく、本能のどこかを呼び覚まされたような気がします。

黄金色の透き通った美しい、お出汁が取れました。

この色は、だしのもとや鍋つゆでは出せません。

和食の不思議。

先生はこんなことも言われました。

外国は硬水が多い。

硬水だと、昆布からお出汁がとりにくい。

だから、お出汁を基本とする和食が海外ではなかなか広まらない。

寿司やラーメンはお出汁を必要としないから、世界中に広まったのだと。

なるほど。

水が合わないとは、まさしくこのことなのでしょう。

日本でしか生み出せない味。

それがお出汁を使った和食だと改めて教えていただきました。

本当の味。

先生は取ったお出汁で、お吸い物を作って下さいました。

美味しいお出汁があれば、味付けは塩だけでいいと言われます。

色々足していた自分が恥ずかしくなります。

出来上がったお吸い物の美味しいこと。

身体のすみずみに、お出汁の旨味が行き渡っていくようです。

それに、お出汁のいいにおい。

味だけでなく、においも美味しさであると実感します。

隣で娘がびっくりしたように

「美味しい。」

と言っています。

最後の一滴まで残さないように、両手で大事にお椀を抱えて飲み干していました。

お行儀が悪いと恥ずかしくなりますが、それほど美味しかったのでしょう。



本物の味を伝えていきたい。

家でも、お出汁を取ってみたいと娘が言います。

子供であっても本当の味は分かるのでしょう。

娘には本当に美味しいもの、美味しいものを作る方法を知ってほしいと思います。

そして、おふくろの味や生まれた土地の味を記憶に残してほしいと思います。

それは、いくつになってもどこにいても、自分が誰か、どこで生まれたのかを思い出させてくれると思うからです。

生きることと食べることは、つながっているのです。

家に帰りながら、娘の記憶を育てる為にも機会を見つけて、お出汁を取ろうと思いました。

毎日の食事では無理でも先生が言われたように、ここ一番の日には贅沢と手間をかけられます。

年末年始と、これから和食の出番が増えます。

その時には娘と一緒に、美味しいお出汁を取ることにしましょう。

オハナスタイル公式ライター : ノンママ

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