2019_10_26(土) 07:49

海から流れ着いたのは。【生きる力を伝える育児】

記事投稿: ノンママ

2019_10_26(土) 07:49

227

記事投稿: ノンママ

227

このたびの台風19号により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

一日も早い復旧をお祈りしております。

★目次★

自然の恩恵から学ぶこと。

日の暮れる速さと暗さに、秋が来たのだと実感します。

暮れゆく茜色の空は美しいだけでなく、なにがしかのもの悲しさを映しているようです。

わが家は海と山がわりと近くにある地域にあります。

その為、四季折々の海と山の恩恵を小学6年生の娘と共に身近に受けてきました。

ある時は山にキャンプやハイキングに。

ある時は海で渡り鳥や生き物の観察に。

自然が身近にあることの恩恵はまだあります。

それは自然を大切にすること、守ることを学べることです。

人が近くにいる海や山は、人が整備や清掃をして守る必要があります。

娘も遊ぶだけでなく、そういった活動を楽しみながらボランティアとして参加してきました。

それは娘の成長にとても良い影響を与えてくれたと思います。

海から流れついたのは。

台風19号が過ぎ去った翌日、海へ清掃のボランティアに行くことになりました。

台風の後なので、海岸がひどい有様だろうと覚悟して出かけました。

防波堤に近づくと、海のにおいがします。

海のにおいはどんな時でも、ドキドキそしてワクワクさせてくれます。

覚悟して見た海は、拍子抜けするほど穏やかでした。

昨日まで荒れていたのがうそのようです。

波は太陽の光を反射して、キラキラと銀色に輝いていました。

見ているだけで、心が静まっていくのを感じるのはなぜでしょうか。

そんな穏やかで美しい海の波打ち際に沿って、何かが帯状に拡がっています。

それは海から流れ着いた多量のゴミや流木でした。

あまりのことに娘も私も無言になってしまいました。

拾って拾って。

嘆いていても仕方ありません。

さぁ。清掃開始です。

ペットボトル、お菓子の袋、目薬、ビニールヒモ、段ボール、発泡スチロールのかけら、くぎ、花火の残骸、タバコの吸い殻、、。

目につくゴミを片っ端から拾っていきます。

拾ったゴミでゴミ袋が重くなります。

重くなるにつれ、腹立たしくなってきます。

誰が捨てたの?何のために?

人は自分の領域でなければ、恥じることを忘れるのかもしれないと感じます。

やるせない思いで顔を上げると、

娘は他の子供達とテトラポットの上にいました。

手を伸ばして、テトラポットの隙間に流れついたゴミを拾っていたのです。

テトラポットの隙間はまるで、ごみ捨て場のようです。

波に運ばれたゴミはテトラポットの隙間に入り込むと、もう出ることは出来ません。

どんどん溜まってゆく一方です。

嫌なにおいもします。

娘は汗だくになってます。

大人より身軽なので、テトラポットを登ったり降りたり。

隙間に入り込んだり。

何だか大活躍です。

娘の活き活きとした様子に安心しながら、またやるせない思いになります。

永遠に漂うゴミ。

ゴミは目につくようなサイズのものだけではありません。

浜辺には砂と見分けがつかないほど小さいかけらが目につきます。

よく見るとはっきりと自然のものではないと分かります。

鮮やかすぎる赤、緑、黒、青。

決して自然には戻らない人工のかけら。

マイクロプラスチックです。

その名前は最近、よく耳にするようになりました。

ウミガメ等の海洋生物が間違って飲み込でしまうこと。

決して自然に戻らず、永遠に生態系にとどまること。

その害の影響の大きさ。

マイクロプラスチックは拾おうとしても、小さくてなかなかつまめません。

もっとやっかいなのは、砕けた泡スチロールです。

小さなかけらとなった発泡スチロールは砂と見分けがつかないのです。

それ以上に驚いたのは炭です。

バーベキューで使った炭が砕けて黒いかけらとなり、砂と混じり合っているのです。

長年、海の清掃活動をされている方が言っておられました。

炭は自然に戻らない。

ずっと砂浜に溜まっていく。

いつか白い砂浜は灰色に、そして黒い砂浜になってしまうかもしれないと。

最近のキャンプブームは自然と触れ合える、いい事だと思います。

でも使い終わった炭の行く末を、どれだけの人が考えているでしょうか。

もちろん、ちゃんと考えている人もいるでしょう。

でも残念ながら、そんな人は少ないと砂浜は訴えています。

砂粒ほどの人工のかけらが、子供達の未来の世界にどんな影響を与えるのでしょうか。



笑顔とともに。

清掃が終わり山のようにゴミが積み上げられました。

娘も子供達も、やり切ったというすてきな笑顔です。

子供達にとって大切なことは、自分が役に立っていると実感出来ること。

環境汚染や自然破壊について事実を受け止めること。

自分達で出来ることをすることだと思います。

自然を守ることを学び経験した子供達が大人になった時、

今日のような笑顔とともに、次の世代へ伝えていってくれることを。

そして海から流れつくのは、自然の恩恵だけという未来になることを願います。

オハナスタイル公式ライター : ノンママ

タイアップ

タグ一覧

関連記事

オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ

新着記事

オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ
オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 年間

お得なプレゼントの案内や家族に関する記事を受け取ろう!