2019_10_18(金) 10:53

さらば、イージーライダー【徒然スパイスバル】

記事投稿: シオ・コージ

2019_10_18(金) 10:53

114

記事投稿: シオ・コージ

114

1970年代~80年代頃のアメリカの若者の代名詞、とも言われる俳優が旅立ちました。

「イージーライダー」

懐かしい世代の方も多いのでは?今回はそんな「イージーライダー」がテーマ。

「あの頃」を思い出しつつ、家族で思い出話なんて、いかが?

★目次★

アメリカの若者の代名詞、逝く

今年の8月、アメリカの名優ピーター・フォンダが亡くなりました。享年79歳。肺がんによる呼吸不全だったようです。

いまの若い世代はピンとこないかもですが、かつてP・フォンダといえばアメリカの若者の代表的存在でした。

アメリカン・ニューシネマの名作『イージー・ライダー』では長髪にサングラスで大型バイクを乗りまわし、僕より少し年輩の方々はその姿にあこがれたのではないでしょうか。

いまでも各地でバイク乗りが集まるイベントに、チョイ悪オヤジ風の方々がでっかいハーレーにまたがって姿をあらわします。

彼らもイージー・ライダーにもろ影響受けてるでしょう。

P・フォンダ追悼の意味をこめ、彼の代表作『イージー・ライダー』を久しぶりに観直しました。

有楽町スバル座でもメモリアル上映されたようなので紹介しましょう。

「イージーライダー」って?

物語はフォンダとデニス・ホッパーの若者二人が、麻薬取引で大金を手に入れるところから始まります。

二人はその金を持ってチョッパーと呼ばれる大型バイクで旅に出る。まるで自由を象徴するように路上に投げ捨てられる腕時計。

ここでステッペンウルフの名曲「ボーン・トゥービーワイルド」のイントロが。

荒々しいロックサウンドをバックに二台のオートバイが荒野のハイウェイを疾走します。

ドロップハンドルを握るフォンダと相棒のデニス・ホッパー。

もちろんノーヘル(よいこのみなさんはマネしないように)。ホッパーの頭のヘアバンドがもろに当時のヒッピー・スタイルです。

ああ、これだよ、これがアメリカだよ!

僕ら世代のアメリカのイメージはこれなんです。



意外と優しいイージーライダーたち

今回あらためて観返すとこの映画、ストーリーらしいストーリーはとくにありません。

メインとなるのはフォンダたち二人のとりとめないバイク旅。描き方もたんたんとした印象です。

テーマ曲のイメージで、さぞかし荒っぽい物語と思われがちですが、作中で使われる音楽のほとんどはザ・バンドやバーズといったフォーク・ロックやカントリー系。

アコースティックなサウンドをバックに大自然の中を走るバイクの映像は、まるでCMフィルムかプロモビデオ風です。

1970年日本公開のこの映画を僕はリアルタイムで体験していないので想像で語ってしまいますが、当時この作品が衝撃だったのはけして内容が暴力的だからじゃなくて、

こんなに自由に生きてもいいんだ

というメッセージを社会のルールをかたくなに守り続ける大人たちに投げつけたからじゃないでしょうか。

主人公たちは大麻を吸うぐらいで、それほど悪事を働いてるわけではありません。

バイクのタンクやヘルメット、フォンダの革ジャンの背中にアメリカの国旗がデザインされたり縫いつけられているのを見ると愛国者の一面もあるようです。

そんなフォンダたちがなぜ反社会的存在のように見られてしまうのでしょう。

それは彼らの生き方が、自由で気楽に生きていることそのものが悪とされてしまっているからではないでしょうか。

むしろ暴力的なのは保守的な小市民的生活を守り続ける人々のほうかもしれません。

法律や慣習で縛りつけ、多数派が少数派を排除する構造は、いまの日本社会でも健在なような気がします。

日本はせますぎて、自由に生きたいイージー・ライダーには少しきゅうくつかもなあと、この映画を観ながら思いました。

実はこの記事のヘタクソなイラストは毎回筆者が描いてるのですが、今回のフォンダの顔はほんと書きやすかったです。

長めの顔にアゴをちょっとしゃくれさせ、グラサンかければあっというまに出来上がり。似てるかどうかは別の話ですが。

ピーター・フォンダ一家の親子の確執についても書きたかったのですが、紙数が尽きましたのでまた次回に。

オハナスタイル公式ライター : シオ・コージ

ライター応募はこちら

タイアップ

関連記事

オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ

新着記事

オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ
オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ オハナかくれんぼ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 年間

お得なプレゼントの案内や家族に関する記事を受け取ろう!


おすすめコンテンツ

次へ
前へ