2019_08_17(土) 08:12

ぶどう棚からの贈り物【生きる力を伝える育児】

記事投稿: ノンママ

2019_08_17(土) 08:12

66

記事投稿: ノンママ

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★目次★

ぶどうの季節は。

暑いですね。

それに湿気です。

当分こんな毎日が続くかと思うと、夏が嫌いになりそうです。

そんな暑い日が続いても、スーパー等の店先には、季節を先取りしたものが並びます。

昨日行ったスーパーには、ぶどうが、もう並んでいました。

ぶどうは秋の果物のイメージですが、今は年中、色々な種類のぶどうが並んでいます。

それを見ていると、ぶどうの旬はいつだったのか分からなくなってきます。

ぶどう棚はどこ。

店先に並んだぶどうについて考えていた先日、ぶどう狩りのお誘いをいただきました。

その場所は都会の真ん中で、オフィス街といってもいい場所です。

そんな所にどうして畑が、と不思議に思ってしまいました。

規模も小さいと聞きましたので

お庭にちょっと手をかけた程度だろう

ぶどう棚とは名ばかりだろう

と軽く考えていました。

話を聞いた我が家の小学6年生の娘は、大喜びで期待度マックスです。

「ぶどう狩りって、初めて。どんなぶどうがあるんだろう、たくさんとって、いいのかな。手が届くかな。」

と大騒ぎです。

登った先には。

当日は朝から厳しい日差しです。

水筒に帽子、タオル。

準備万端で出発です。

ぶどう棚はビルの屋上です。

エレベーターが終わり、屋外の長い階段を登ってゆきます。

容赦ない日差しに息が切れます。

やっと登りきり、ハァハァ言いながら顔を上げました。

夏のまぶしい光の中から、みどりに覆われた畑が目に入ってきました。

畑の先には、ネットに囲われた立派なぶどう棚が涼しげに立ち並んでいました。

そこだけがぽっかりと浮かんだ、みどりの空間のようです。

都会のオアシス。

そんな言葉がぴったりです。

そして暑さを忘れさせるような、みどりの風が吹いてきました。

汗ばんだ頬をひんやりとした風がなでていきます。

頑張って登ってきた私達を歓迎してくれているようです。

初めてのぶどう狩り。

ぶどう棚は予想をはるかに超えた立派なものでした。

周りがビルに囲まれているとは、信じられない気持ちです。

娘はひと目見たとたんに、大興奮です。

「すごい。すごい。ぶどうがなってる。本当に木からぶら下がってる。初めて見た!」

すぐにも、ぶどう棚へ走っていこうとする娘を何とかとめます。

まずは栽培者の方々から説明を受けます。

ぶどうの育て方や世話について。

ぶどうの種類や味。

食べ頃のぶどうの見分け方、ハサミの使い方。

初めて聞くことばかりです。

娘は、目をキラキラさせて聞いています。

説明が終わりました。

ハサミを持って、いざ、ぶどう狩りです。

ぶどう棚は軽い斜面に広がっています。

平らでない地面に足元が取られます。

頭の上のぶどうばかりに目がいって、つまずいてしまいます。

それにぶどうの木は意外と背が低く、房が頭にぶつかります。

ビックリしますが、嬉しいビックリです。

ぶどうの房が顔に当たるなんて、日常ではありえませんから。

美しいぶどう。

立派なぶどうの房が、重そうに垂れ下がっています。

みどり。

紺色、濃い紫色、赤い紫色。

ひとつの房にみどりと紺色の両方があるもの。

ぶどうにこんなにも色があったなんて、知りませんでした。

そして、手のひらより少し小さなぶどうの葉。

濃いみどりの葉が、厳しい日差しから私達を守ってくれているようです。

重なり合ったぶどうの葉の間から、夏の光が降り注いできます。

一粒ひと粒がその光を浴びて、キラキラと輝いています。

まるでぶどうの形をした宝石のようです。

自然がもたらしてくれる美しさに暑さを忘れ、感動します。



ちょっと味見を。

狩りとったぶどうをカゴから袋に入れ替えます。

その時、2、3粒落ちました。

それを見た娘が、我慢出来ずに

「ちょっとだけ味見する。」

娘が一粒、口に入れます。

とたんにぱっと笑顔が広がりました。

「こんなに美味しいぶどう、初めて。」

娘の声を聞き、我慢出来ずに私も一粒。

口に入れた途端に、爽やかな風が口の中を吹き抜けました。

まず、すっぱさを。

そのすっぱさの中にほのかな甘みを感じます。

そして、旨味というのでしょうか。

ぶどうの濃さを感じます。

果物には甘さを求めがちです。

でも本来の果物の持つ甘さは、きっとこんな控えめなものなのかもしれません。

ぶどうだけではなく。

ぶどうの他にも、素晴しいことがありました。

それは栽培されている方々の素敵な笑顔です。

暑さの中での手入れや、都会で自然を相手にする苦労。

ここまで育てるのは大変なことだったでしょう。

でも、そんなことを少しも感じさせません。

皆さんの笑顔から、ぶどうの成長の喜びと自然を愛すること、育てることの素晴らしさが伝わってきました。

だからこんなにも素敵な笑顔なのでしょう。

そんな人達が育てたぶどうだから、こんなに美しく美味しいのだと思いました。

美しいぶどうと、都会の中で自然を愛し育てる人達の笑顔のすばらしさ。

きっと娘も感じ取ってくれているでしょう。

そんな素敵な贈り物を、ぶどう棚からもらった夏の一日でした。

オハナスタイル公式ライター : ノンママ

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