2019_08_11(日) 07:00

おかえりなさい~大好きだった亡き祖父母と共に過ごすお盆~

記事投稿: ぶちかぶちか

2019_08_11(日) 07:00

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記事投稿: ぶちかぶちか

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もうすぐお盆がやってきます。

お盆には田舎に帰省する人、旅行に出かける人、過ごし方は様々だと思います。

私はお盆がやってくると目に見えないものをより信じたくなります。

亡くなった大好きな祖父母にまた会えるような気がして。

皆さんはお盆はどのように過ごしますか?

★目次★

お盆とは?

お盆は、ご先祖さまや故人があの世(浄土)からこの世に年に1度帰ってくる日と言われています。

旧暦や新暦によって変わりますが、現在のお盆期間は8/13 ~8/16が一般的です。

その地域の風習やしきたりによってもお盆の迎え方は様々です。

私自身も特に宗派はないのですが、お盆はご先祖さまが帰ってくると信じている1人です。

なので、お盆期間中はどこかでご先祖さまに見られている気がしてなんとなく落ち着きません(笑)

人は死んだらどうなるのだろう、どこへ行くのだろう、という永遠のテーマが私の中にいつもあります。

残念ながら自分が死ぬ時までその答えは保留のままです。



これまでのお盆の過ごし方

これまでのお盆は、両方の祖父母の家を訪ね、墓参りと仏壇のお参りをしてきました。

特に父方の祖父母の家には、毎年各地方から親戚たちが一斉に集まり、お盆を共に過ごしてきました。

しかし、祖父母の他界により家は残念ながら空き家になってしまい、今は中に入ることもできません。

毎年お盆の恒例だった祖父母の家に親戚一同が大集合することもとうとう叶わなくなってしまいました。

けれども、私が小さい頃からお盆に祖父母の家で見てきたことは今でも強く心に残っています。

祖父母のご先祖様を大切にする心

まだ祖父母が生きていた頃の話です。

毎年お盆に祖父母の家を訪ねると、祖父がいつもわらを黙々と手際良く編んでいる姿がありました。

お盆の時に使うわらの小船です。

その船はお盆の最終日、ご先祖さまを再びあの世に送り出す時に乗って帰ってもらうためのもの。

そして、仏壇の隣には盆棚(精霊棚)が飾ってありました。

ござで敷かれたその場所にはナスやキュウリに爪楊枝や割り箸を足に見立てて差したもの、精霊馬(しょうりょううま)が置いてありました。

ナスは馬に例えてあの世から早く帰ってこられるようにとの願いがあり、キュウリは牛に例えてあの世にゆっくり帰っていただけるようにとの願いが込められています。

他にもほおずき(鬼灯)や真っ白なお盆団子なども置かれていた記憶があります。

そして、そのそばにはいつもカラフルな提灯が置かれていました。

その提灯の中が走馬灯のように絵柄がぐるぐる回っていて、暗い中でも常に緑色に光っていたので幼心に不気味に感じていました。

けれど、この提灯はご先祖さまを迷わずこの場所に戻ってきてもらえるための目印として大切な役割を担っていたことを今更ながら知りました。

そして、仏壇のそばにいつもラジカセが置いてあり、お盆中はテープに吹き込まれたお経が繰り返し流れていました。

お盆入りと言われる13日にはお寺の和尚様がお経を唱えに来られていました。

その和尚様は祖父母が若い頃からずっとお世話になっていた方らしく、今ご健在であればとうに90歳は超えているはずです。

昨年の祖父の三回忌を最後にお会いできていませんが、お元気でいらっしゃることを切に願います。

祖父の作った小船でお見送り

ご先祖さまと共に過ごしたあとは、いよいよ送り出す準備です。

祖父母の田舎では、祖父が作った小船にお供え物やご先祖さまをお乗せして、海の沖まで流しに行くことが風習でした。

ご先祖さまをあの世に再び送り出す16日は親族一同が歩いて近くの海まで向かいました。(徒歩5分)

祖母は歩きながら、仏壇の鐘(鈴)を海に着くまでずっと鳴らし続けました。

そして、小舟を沖まで運ぶのはいつも私の父の役目でした。

沖まで進む父の姿をいつも親族が浜辺で見つめていました。

気づくとふと父の姿が見えなくなり、心配していると父がわざと逆さまに潜って足だけ水面から出していました。

父なりのおふざけです。(まさに八つ墓村の池から出ている足のシーンそのものでした。)

この送り出しは祖父が高齢になってからはやらなくなりましたが、環境問題などからお供え物を海に流す習慣は禁止されたと聞いています。

子供にも伝えたかった田舎の風習

当時は私も子供だったのでお盆について深く考えることもなかったですし、興味もありませんでした。

今となって考えると、亡き祖父母のご先祖さまを大切に想う気持ちがよく伝わってきます。

祖父母が生きているうちにもっと地域の風習など色々なことを聞いておけばよかったです。

祖父母が会いに来た?

全く霊感などない私ですが、1度だけお盆に不思議な体験をしたことがあります。

ある年のお盆入りの13日夜に家にいた時のことです。

たまたま夫が子供たちを連れて近くまで車で出かけており、私は1人で家で過ごしていました。

すると、玄関からすぐリビングに続くドアを2回ノックする音が。

離れに住む私の母親が用事で訪ねてきたのかと思い、

「どうぞー(開けて)」

と声をかけました。

しかし、なかなか入ってこようとしないので私の方からドアを開けるとそこには誰もいませんでした。

はっきり2回ノックした音も聞いたので、一瞬ヒヤッとしました。

けれども、時期はちょうどお盆。

きっとおじいちゃんかおばあちゃんが遊びに来てくれたのかな、と思ったら不思議と嬉しい気持ちになりました。

もちろん姿は見えないし、気のせいだったのかもしれないけれど、

❝来てくれてありがとう❞

とそっと言いました。

もちろん、本当に訪ねてきてくれたかどうかは未だにわかりません。

けれども、お盆はそんな気持ちにさせてくれる不思議な期間です。

信じる信じないは別として、ご先祖さまを敬う気持ちや故人を想う気持ちは大切にしたいです。

お盆で気持ちを新たに

お盆の過ごし方は人それぞれだと思います。

私にとって、お盆のお墓参りは自分のこれまでの生き方を振り返る機会にもなっています。

お参りしながら自分の気持ちも整理し、気持ちを新たにする。

今年のお盆からはお墓参りのみとなりますが、私なりにできる限りの準備をしてご先祖さまをお迎えしたいと思います。

そして、こう言いたいです。

おじいちゃん、おばあちゃん、

❝おかえりなさい❞

オハナスタイル公式ライター : ぶちかぶちか

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