2019_06_08(土) 07:21

生きる力を伝える育児**ボランティアしたいの。

記事投稿: ノンママ

2019_06_08(土) 07:21

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記事投稿: ノンママ

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★目次★

暑い日が続いています。

小学6年生の娘の通う学校ではプール開きを間近にひかえています。

毎年、プール掃除は最上級生の6年生が担当する慣わしです。

全身水にぬれてもいいように水着を着用します。

娘は一週間前から、楽しみにしていました。

「掃除するの、大変なんだから。」

なんて言いながら、ニコニコ顔で何度も水着セットを出したり入れたり、忙しないことです。

そんな娘の様子を見ていると、まだまだ、お子様だわと苦笑いしてしまいます。

ボランティアは突然に。

そんな娘が

「私、ボランティアしたいの。」

と言ってきました。

詳しく聞くと、去年、豪雨災害を受け、ぬれた写真を洗浄するボランティアを急募している。

簡単な作業なので子供でも出来ると言われた、だから一人で参加すると言います。

娘は参加する気満々です。

ボランティアに行くのだから、自分のことは自分で、と早くも準備を考えています。

でも子供だけで、かえって足手まといになるのでは、とボランティア団体の方に連絡をしました。

作業は簡単で子供でも可能だが大人ばかりであること、遠方なので長時間バスで移動する為、子供だけの参加は少し心配していると言われました。

お返事と娘の意欲を考え、私が付き添って参加することになりました。

復興の道、遠く。

バスが被害を受けた地区に入りました。

どこまで浸水したのか等の説明を聞きながら窓の外を見ます。

まだ新しい一戸建てが並んでいます。

でも、人の気配がありません。

不自然なくらいの静けさが被害の大きさを示しているようです。

よく見ると一階の窓は割れ、網戸は破れ風に揺れています。

何より驚いたのは、開け放たれた窓や玄関から見える家の中が全て茶色でした。

水と共に土砂が流れ込んだ跡だったのです。

立派な日本家屋は土壁の為、土が水に流され柱と屋根だけでした。

災害から一年経っても、こんなに被害が残っていることに私も娘も言葉が出ませんでした。

写真洗浄とは。

作業をする公民館も被害を受けていました。

周りは復興工事ですごい音とホコリです。

作業室の壁一面に写真の入った箱が山積みされています。

洗浄を必要とされている写真の多さに衝撃を受けました。

リーダーさんから説明を受けます。

家やライフラインが復旧することは生きてゆく為に必要で大切です。

全てが元通りにはならなくても、新しいものも使えます。

でも、思い出のつまった写真は失われれば元には戻りません。

新しくも出来ません。

思い出はその人にとってかけがえの無いものです。

写真洗浄は、そんなかけがえの無い思い出を復旧する作業です。

水や泥につかった写真は、どんどんカビや汚れでダメになってゆきます。

一枚一枚、はがして泥や汚れを洗って、乾かします。

これから暑くなると、ますます写真の劣化が進むので時間との競争だと話されました。


作業開始です。

娘と私が担当したのは立派なアルバムでした。

旅行の思い出がコメント共に、きれいに整理されていました。

それを見れば持ち主の方が、どんなに大切にされていたかがわかります。

だからこそ、グチャグチャに張り付き、映像が滲んでしまった写真は切ないものでした。

持ち主の方はもっと辛い気持ちだったでしょう。

その気持ちを大切にしなければと思いました。

写真を損なわないように、順番を間違えないように。

おしゃべりな娘が黙々と作業しています。

カビとホコリ予防の為にマスクとビニール手袋をしているので、余計に暑く感じます。

何冊かのアルバムを作業して終了時間となりました。

壁一面に積まれた箱は減ったようには思えません。

お役に立てたのかしらと不安になりました。

支援をする時、大切なことは。

でも、リーダーさんは言われます。

今回のように、たくさんの人が被災地に来てくれること。そして被災地を忘れていないと伝え続けることが被災地に住むものには大切なのだと。

去年、娘は大雨の恐ろしさを初めて経験しました。

被害が軽かったとはいえ、停電や浸水を経験しました。

でも、ここで比べようも無い被害の大きさを知ったのです。

今日一日で娘は災害とは形あるものだけでなく、思い出という人にとってかけがえの無いものが被害を受けることを、身を持って学んだと思います。

その経験を忘れず、支援をする時には、

自分に何ができるのか、

何を求められているのか、

心に寄り添うとはどういうことなのか、

を娘には考えることができるようになってほしいと思います。

そして、何よりも被災地の一日も早い復興を願い、帰路に就いたのでした。

オハナスタイル公式ライター : ノンママ

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