2019_05_30(木) 13:28

【父との思い出フォトコンテスト】幸せでいてくれて、ありがとう

記事投稿: オハナスタイル編集部

2019_05_30(木) 13:28

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記事投稿: オハナスタイル編集部

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近所のスーパーマーケット。

出入り口付近に最近、子どもの描いた絵が飾ってある。

「父の日、お父さんにありがとうを伝えよう」

子ども達が一生けん命に描いた絵の父親たちは、みんな笑っている。

「父の日」。さて俺は、子ども達にとって、どんな父でいたんだろう。

★目次★

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きっと不条理な父だった

子どもがまだ幼稚園に行っていた頃、確か「父の日のプレゼント」っていうことで、一枚の絵を描いてくれたことがあった。

娘がクレヨンで描いてくれた絵の中の「お父さん」は笑っていた。

でも、子どもが小さい頃の俺は仕事ばっかりで、描かれているような「笑顔のお父さん」じゃないよなぁと思ったのを覚えている。

子どもの学校行事だって、行けたのは運動会くらいで、他にはほとんど行っていない。

ある時なんて、息子の学校行事に行く約束をしていたのに、出張が入ったから当日になってドタキャンしたこともあった。

息子は残念がってくれていた。でも

「来てくれるって言ったのに」

っていう言葉に

「仕事なんだから仕方ないだろ」

とキツク言い返してしまった。あの時、彼はくるりと俺に背を向けたが、その悲しい顔を、心を、受け止めることもなく俺は仕事に出たんだ。

細かいことを数えたら、きっと彼らにとって「父の不条理」は数えきれないほどあったはず。

それでも娘と息子は、ずっと俺のことを「お父さん」と呼び続けてくれたんだった。

振り返ると凹んでしまった

子どもが思春期になり、めっきり話す機会も減った頃に娘や息子に進路相談をされたことがある。

「やりたい方へ行けばいい」

という、物分かりがいいようで全然相談に乗っていない答えをしたことしか、覚えていない。

娘が高校生の頃には、顔を合わせれば小言を言ってしまって、何度となくぶつかった。

俺に対する不満を、泣きながら妻に話していたのは、知っていた。

しかし結局、謝ることができないまま、彼女は大学進学で家を出た。

息子とも、彼が大学を出るまではあまり深く話すこともなく、彼の成長期は過ぎていったように思う。

スーパーでたまたま見た「父の日の絵」で、何だか自分の至らない過去を思い出してちょっと凹んでしまった。

隣りで歩く妻が、そんな俺を見て怪訝そうな顔をしている。


届いた一通の手紙

「父の日」について考えながら凹みつつ帰ると、ポストに一通、ハガキが入っていた。

ハガキを手に家へと入る。

見慣れない長方形のハガキ。

「DMか?」

と思いながら裏を見れば、そこには……

「……」

言葉が出なかった。

代わりに、涙がつたった。

届いたハガキの裏には写真。写っていたのは「花嫁姿の娘と、目を腫らした俺」。

写真の下にはメッセージがついていた。

「10年前、私の結婚式の前にお父さんがくれたお守り、覚えていますか?

お父さんが込めてくれた願い通り、私は今日も、健やかに幸せに生きています。

私は今年で結婚10年目となりました。

お父さんと撮った1番好きな写真を添えて、1番伝えたい言葉を、お父さんに送ります。

お父さん、ありがとう」

この先もきっと、俺は思うだろう。

「あの時、もっともっと子ども達と一緒に過ごせたら良かった」と。

でも、今、こうも思っている。

「君たちに出逢えたことは、最大のギフトです。幸せでいてくれて、ありがとう」

今日は、電話をかけてみよう。子ども達の声が、聞きたい。

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