2019_05_23(木) 15:06

【父との思い出フォトコンテスト】お父さん、私は今日も幸せです

記事投稿: オハナスタイル編集部

2019_05_23(木) 15:06

1148

記事投稿: オハナスタイル編集部

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気がつくと、今年は結婚10年目。

夫と、8歳・5歳の子どもと一緒に、私はめまぐるしい日々を過ごしている。

「結婚して10年かぁ」と、ちょっと懐かしむ気持ちで、結婚式の時のアルバムを開いた。

すると、アルバムの最後に、撮ったことを忘れていた、写真が1枚。

★目次★

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結婚10年目に見つけた写真

ほぼ10年ぶりに開いた「結婚式の写真を収めたアルバム」の最後にはある写真が挟まっていた。

神社で式を挙げた私たちが、本殿へと向かう途中に撮られた1枚だった。

ただし写っているのは、私たちの後に続く父の後ろ姿。

晴れ渡る青空と、日よけの紅い和傘。

そして父の後ろ姿。

写真を見た途端、あの日の空気が、緊張感が、初夏の風の匂いが一気によみがえる。

結婚式当日の朝に

式の前日まで仕事があった私は、式後に渡そうと思っていた両親への手紙を、明け方近くまでかかって書いていた。

6月の夜明けは早くて、午前4時頃にはすでに空が白んでくる。

ただし、町はまだ動き出していない。

遠く、山で揺れる木々の葉擦れの音まで聞こえそうな静かな朝。

実家の玄関ドアが開く音がした。

「……こんな時間に、誰?」

私はそっと、窓から外を見る。父だ。

こんな時間に、父はどこへ行ったのだろう?しかも娘の結婚式の当日に。

父の外出を「?」と思いつつ、私はその日の準備に忙しく、その早朝の出来事を気に留めている余裕はなかった。

結局父は、それから2時間ほどして帰ってきた。

父はどこへ行っていたのか?その答えは今回見つかった写真が私に思い出させてくれた。

手渡された「父の想い」

今回見つけた写真は義弟が撮ってくれていたものだ。

私と夫の後に続いて階段を上る父の後ろ姿。

この後、階段を上り切ったところで、父は私の肩を叩いた。そして小さな袋を取り出して、私に渡した。

「体にだけは、気をつけんといけんよ」

それは、父が早朝お参りした神社でいただいてきた、お守り。

神社での2時間、父はどんな想いで娘のゆく道の幸せを願ってくれたのだろうと思うと、そうだ、涙が止まらなかったんだ。


お父さんに、今、ありがとう

ずっと、仲が良かっただけの父娘ではなかった。

喧嘩だって何度もした。父の不条理に憤ったことも数知れない。

でも、お父さんには、今、ありがとうの言葉しかない。

あの小さなお守りは、どんなものよりきっと強く、私の幸せを祈り続けてくれています。

10年前のあの日、あなたが願ってくれたように、私は今日も健やかに、暮らせています。

目を落とした写真の中、後ろ姿の父が「良かった」と、そう、言ってくれたように見えた。

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