2019_03_21(木) 07:56

人生と介護**「新しく覚えられる!」介護ケアから見えた認知症の方の可能性

記事投稿: 二児のパワフルママ

2019_03_21(木) 07:56

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記事投稿: 二児のパワフルママ

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3月21日は春分の日。あなたの周りに春の気配はありますか。

出会いと別れに感謝をしつつ、新しい1歩を踏み出していく。

そんな姿を見ていると、自分自身に重ね合わせてしまいますね。

今日は、私が出会った素敵なかたの話をします。

★目次★

新しくやってきた入居者は87歳の男性

彼の名前は 佐藤武志(さとう たけし:仮名)さん。87歳の男性です。

認知機能の低下がすすんでいき、自宅での生活が難しくなったために介護施設に入所となりました。

脳梗塞の後遺症もあり、言葉の出づらさもあります。

不安感からか、何かあるたびに「おーい!」と呼ぶことが多くなりました。

こんな生活でした

日頃は車いすで座って生活することが多い佐藤さん。

部屋に戻っても「おーい!」と事あるごとに介護職員を呼びます。

当然、介護職員も対応をしますが、それでも「おーい!」と呼びかける回数は少なくなりません。

どうすれば過ごしやすくなるのか、介護職員もいろんな方法を考えていきました。

ケアの方法を考える

ある日の事。佐藤さんに呼ばれた介護スタッフは考えました。

「今までは自宅で「おーい」と呼べば安心できる家族が来ていたはず。じゃあ、安心できる呼びかけに変えてもらったらいいのかも」

その介護職員は、佐藤さんに「おーい!」と呼ばれるたびに自分が率先してケアに係るようにしました。

そして、そのときに

「佐藤さん、私は大溝(おおみぞ)といいます」

あいさつを必ず入れるようにしました。

ある日起こった「小さな奇跡」

さらにケアをすること1か月。

「大溝さーん」

介護士を呼ぶ男性の声がします。呼ばれたほうへ駆けつけると、そこには佐藤さんの姿が…。

介護士は「やった!」と小さくガッツポーズをしたといいます。

佐藤さんからは「大溝さーん」と呼びかけてもらうことが増えてきました。

そのたびに積極的にかかわるのは大溝さん。

その介護士がいないときにも「大溝さんに頼まれてきたよ」というと納得して、ケアを受け入れてくれるようになりました。

人の名前を呼ぶと、誰かが来てくれる。その安心感から少しずつ施設での生活が落ち着いてきました。


「生命力」を信じることが可能性を広げる

認知症の方が新しいことが覚えられなくなるというのはよく聞く話。

でも、可能性を信じること、あきらめずに何度も続ける事。

それが奇跡を作り出すきっかけにもなります。

家族だからできることもあるでしょう。

介護の専門職だからできることもあるでしょう。

でも、一番はその方が生き抜いてきた生命力を信じて関わり続けること

それこそが、介護の楽しさなのかもしれません。

オハナスタイル公式ライター : 二児のパワフルママ

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