2016_09_18(日) 23:14

母の財布の中から出てきた一枚の写真<大阪府在住 30代男性>

記事投稿: オハナスタイル編集部

2016_09_18(日) 23:14

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記事投稿: オハナスタイル編集部

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我々(BOLSTER株式会社)は、皆さんへ親孝行のきっかけと、親孝行を手軽に行うための仕組みを提供しています。今回は、大阪府在住の30代男性から、「母の財布の中から出てきた一枚の写真」が届きましたので是非ご覧ください。

 

まだ48歳だった父が…

私が小学生の時、父親が急死しました。もともと、病気を患ってはいたものの、余命宣告されるような病気ではなく、介助を少し必要とする程度でした。

まだ48歳だった父の急死は、私たち家族にとっては本当に急なことでした。私は3人兄弟の末っ子で、我儘真っ盛り。これからまだまだ学費も含めて、お金がかかる時期でした。



 

甘える相手がいないさみしさ。

父が亡くなってから、私は甘える相手がいなくなりました。

もともと、地方公務員で忙しく働いていた母。幼心に、母に迷惑をかけてはいけないと感じるようになりました。自分を見てほしい、頑張ったことを聞いてほしいと思う気持ちとの葛藤から、自然と母を避けるようになってしまったのです。中学生になってからは反抗期を迎え、顔を合わせれば喧嘩するようになったため、お互い避けるようになってしまいました。その後、社会人となり家を出た数年間も、しこりは残ったままで、目を合わせて話せませんでした。勿論、実家を出て自分で家事洗濯をし、親の有り難たみに気付きだしましたが、それでもまだ母と向き合う気にはなれませんでした。

 

結婚を機に少しずつ分かり合えるように。

私が20代後半のとき、結婚をしました。

その時、さすがに母に紹介しないわけにはいかず、気が進まない中、食事会を開きました。結婚するパートナーは、私の幼少期からの気持ちをすべて理解してくれており、フォローしてくれたおかげで少し母と目を合わせて話せるようになりました。その時に、母がボソッと言ったのです。小さな声でしたので、あまり聞き取れなかったのですが、「あなたの居場所ができてよかった」というような言葉でした。

 

まだ、母に何も謝っていない。

結婚して3年ほど経ったころ、母から一通のメールが届きました。「入院した。誰か家族の人を呼ぶように言われている。」とのことでした。

兄弟間で連絡を取り合い、私が行くことになり、妻と一緒に病院に駆けつけました。病院について私は言葉を失いました。まだ60歳にもならない母が、脳梗塞で倒れて救急車で運ばれていたのです。幸いにも、意識ははっきりしており、身体も動いていましたが、嚥下が難しいようで、話はおろか唾を飲み込むことさせ出来ず、相当辛そうでした。暫くは脳梗塞の専門医がいる病院への転院を手伝い、仕事を休んでは見舞いに行く生活をしていました。忙しい時期が過ぎ、少し入院生活も落ち着いたときに、ふと思ったのです。「また急に容態が悪化して、死んでしまったらどうしよう。」と。父親の時は、「死に至るものではない」といわれていたのに、悪化して数日であっという間にかえらぬ人となったのです。そして同時に、「まだ、母に何も謝っていない。」と気付きました。

 

淵がヨレヨレになった写真が…

母は無事、専門医に診ていただいたこともあり後遺症も残らず、退院することができました。そこで私は、思い切って伝えたのです。父親が亡くなって寂しかったこと、反抗ばかりしていたけど、本当は気にして欲しくてしていたこと、そのまま家を出て後悔していること。母親も、素直に話してくれました。その時は本当に余裕がなかったこと、一番下の私が小学生といえども、まだ甘えたいと思っていることに気付いていたけど対応できなかったこと。お互い涙を流しながら、少し理解しあえた気がしました。お見舞いに来ていたある日、入院生活に必要なものを買ってきてほしいと頼まれ、財布を預かりました。その時、母親の財布に一枚の写真が入っているのを見てしまいました。私たち兄弟3人と笑っている父親の写真です。写真の淵はヨレヨレになっていて、長い間入れてくれていたのがわかりました。そして、これからの親孝行を心に誓ったのです。

 

母親の喜ぶ顔。

母の突然の病気から1年。私のもとにも子どもが生まれました。

初めての子育ては、想像を絶するほど辛く、父を亡くした時の母はどれほど大変だったのかといつも考えてしまいます。わが娘は母にとって初めての女の子の孫で、とても嬉しそう。私はその笑顔がうれしく、離れて暮らしているためしょっちゅうは会えませんが、定期的に写真を送るようにしています。病気をして、すっかり食が細くなってしまった母ですが、母は元々グルメの人。父が元気だったころは家族みんなで色んなところに出向いては美味しいものを食べていました。それを思い出し、子どもを連れてでも行ける近場の美味しいスポットを調べてはみんなで行くようにしています。昔のように長時間出歩いたり、男並みに食べたりは出来なくなってしまい、その姿を見るたびに、「なんでもっと早く親孝行できなかったのだろう」と悔やんでしまう気持ちもありますが、これからも孫の成長を届け、3世代に渡って幸せな時間を過ごすことで、少しでも親孝行できればと思います。

 

<大阪府在住 30代男性 ペンネーム:yuudenさん>

 

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