2018_11_06(火) 10:30

捨てられないワイシャツの理由

記事投稿: ラッキークローバー

2018_11_06(火) 10:30

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記事投稿: ラッキークローバー

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先日、夫の服の整理をしていたとき、くたびれたワイシャツがハンガーにかかってあるのを発見!

「これはアレだな。処分しないといけないヤツを、ずっとそのままにしちゃってたパターン!」と思い、念のため、夫に確認。

すると、「そのワイシャツは思い入れがあるから、残しておきたい。」とのこと。

しかし、私はその思い入れとやらに、全く心当たりが無く・・・。

いつどこで買ったっけ?

誰かにプレゼントしてもらったヤツだったっけ?

考えてもピンとこず、悔しいけれど、しぶしぶ夫に聞いてみたところ、返ってきた答えに驚きました!

そんなわけで、今回は、まだこのワイシャツが活躍していた頃のお話です。

こんなところにほくろができた?!

娘がまだ2人とも幼稚園に通っていた頃。

ある日、私の唇にほくろが出来ていることに気がつきました。

なんとなくですが、それがだんだん大きくなってきている気がして、少し不安になり、近所の皮膚科を受診しました。

この時は、「多分、大丈夫だと思うけど、もし何か悪いものだったら困るから、念のため、安心するために病院へ行っておこう。」という気持ちでした。

当時、私は幼稚園のPTA役員をしていて、2ヵ月後に開催される大きな行事を担当していました。

準備が大変で、病院に行く時間も取れないくらい忙しかったのですが、たまたま1日だけ午前中に空いた時間帯があり、病院へ行くことができました。


近所の皮膚科での診断

安心するために行ったはずの病院で言われた言葉は、「紹介状を書くので、日赤病院へ行ってください。」でした。

正直、「こんな毎日忙しいのに、そんな時間ない!」と思いましたが、先生が「悪い病気の場合もあるので、念のために検査を受けた方がいい。」と何度も言うので、紹介状を書いてもらうことになったのです。

けれどまだこの時の私は、自分のことなのにどこか他人事で、「わざわざ大きな病院まで行かなくてもいいのになあ~。」と思っていました。

日赤病院での診断

後日、紹介状を持参して受診したところ、先生からは思いもしなかった言葉が・・・。

  • 「ほくろが大きくなるスピードが早いので、悪性黒色腫(メラノーマ)の疑いがある。」
  • 「病理検査に出すため、手術が必要。」
  • 「結果次第では、再手術になる。最初に切り取った唇部分より、更にプラス1センチずつ大きく切除する。」
  • 「転移があるかどうかの検査を、早急にしないといけない。」

他にもたくさん、ショックな現実が私を襲いました。

即座には理解出来ず、戸惑いを隠せない私。

「でも、幼稚園の行事の準備が・・・」

といいかけた私に、「命とどっちが大事ですか?」と先生。

もう・・・、何も言葉になりませんでした・・・。

待合室での涙

待合室で、手術のための書類を書きながら、ポタポタと流れ落ちる涙・・・。

手が震えて、自分の名前が全然書けない。

こんなことは、人生で初めての経験でした。

不安で、怖くて、ただただ涙が止まりませんでした。

検査結果が出るまでの不安な日々

手術には、夫と娘が立ち会ってくれました。

検査結果が出るまでの間は、唇の痛み以上に、不安で不安で胸が押し潰されそうで・・・。

激務の夫が、出来るだけ早く帰ってきてくれて、私の不安に毎晩寄り添ってくれました。

検査結果が出る日。

1人ではなく、出来れば家族の誰かと聞きに来るよう、そして子どもは連れてこない方がいいと、事前に言われていました。

夫に仕事を抜けてもらい、娘2人は幼稚園にお願いして、時間を延長して預かってもらいました。

結果は・・・?!

結果は、・・・・・・良性!!!!

嬉しくて、心の底からホッとして、またまた涙が止まりませんでした・・・!

あの日のワイシャツ

話が随分回りくどくなってしまいましたが、この日、夫が着ていたワイシャツが、先述した例のワイシャツだったらしいのです!

「あの時、結果を聞きに行った時、着ていたワイシャツがこれだった。これを見る度、あの時の気持ちが蘇ってくる。だから、どうしても捨てられない。」

正直、私は夫が何を着ていたかなんて、全く覚えていませんでした。

自分の服装すら、記憶にありません。

自分の中の不安と闘うのに精一杯で、他の何物も目に入っていなかったんだと思います。

不安なのは本人だけじゃない

でも、不安な気持ちだったのは、夫も同じだったということに、改めて気がつきました。

私の不安な気持ちをずっと聞いてくれて、出来る限りそばにいてくれた夫。

手術後は、家事に、幼稚園の娘たちのお世話にと、本当に大変だったと思います。

そして何よりも、もしものことを考えた時の恐怖。

こんな早くに母親を亡くした幼い娘との生活を考えると、言葉には到底言い表せない苦しみや悲しみ、不安があったと思います。

もしかしたら、本人以上に周りの人間は、不安で辛いのかもしれません。

病気になったり、何かとても辛い状況に陥ったとき、そばにいてくれる人の存在は、普段以上に心の支えになります。

「あの時、そばにいてくれてありがとう。」と、改めて心から夫に感謝した先日の出来事でした。

オハナスタイル公式ライター : ラッキークローバー

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