2018_08_09(木) 09:00

【介護】2018年開始「総合事業」って?

記事投稿: 二児のパワフルママ

2018_08_09(木) 09:00

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記事投稿: 二児のパワフルママ

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今回は平成30年度より開始された介護予防・日常生活支援総合事業(以下は総合事業と説明)について説明します。

介護保険制度は、40歳~64歳の介護保険料と65歳以上の介護保険料、国・都道府県・市区町村の税金で成り立っています。

2025年までに団塊の世代が75歳になり、今の状態で介護サービスの利用が続くと制度としても破綻してくるか、保険料や他の税金が高くなることは必須です。

そのため、軽度者(介護保険制度の区分で言うと要支援1・要支援2)を市町村が中心となって、地域の実情に応じて、住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実することで、地域の支え合い体制づくりを推進し、要支援者等の方に対する効果的かつ効率的な支援等を可能とすることを目指すために始められました。

平成27年度から徐々に地域の実情に合わせて介護予防・日常生活支援総合事業へと移行し、平成30年度から全市町村で実施しています。

「介護保険の流れ」でも説明しましたが、以前はいくつも人の手と書類を作成し、会議を実施して介護区分が決まります。

しかし、総合事業では(市区町村によって多少の違いがありますが)「基本チェックリスト」というもので介護予防・生活支援サービス事業によるサービスのみ(いわゆる訪問介護(ヘルパー)や通所介護(デイサービス))を利用する場合、そのサービスが使うことができるかどうか、必要かどうかを判断します。

したがって、介護保険の仕組みよりもスピーディーにサービス利用が可能になります。

ただし、病気が変化しやすい人(認知症や進行性の病気がある人)や明らかに要介護状態の人、訪問介護や通所介護以外のサービスが必要な人は、従来通りの介護保険申請のための手続きが必要です。



では、基本チェックリストとはどのようなものか紹介します。

  • ①  バスや電車で外出していますか(タクシーの利用や自家用車の利用があれば「はい」)
  • ②  日用品の買い物をしていますか(通信販売は含まない)
  • ③  預貯金の出し入れをしていますか(銀行員が訪問して手続きする場合は「いいえ」)
  • ④  友人の家を訪ねていますか
  • ⑤  家族や友人の相談に乗っていますか(電話等でもよい)
  • ⑥  階段を手すりや壁を伝わらずに歩いていますか(習慣的に使っている場合「いいえ」)
  • ⑦  椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっていますか
  • ⑧  15分続けて歩いていますか
  • ⑨  この1年間に転んだことはありますか(つまづきは含みません)
  • ⑩  転倒に関する不安は大きいですか
  • ⑪  6か月間で2~3kg以上の体重減少がありましたか
  • ⑫  BMIが18.5未満ですか  BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
  • ⑬  半年前に比べて硬いものが食べにくくなりましたか(細かく切っている場合「はい」)
  • ⑭  お茶や汁物でむせることがありますか(食事中にむせる場合は「はい」)
  • ⑮  口の渇きが気になりますか
  • ⑯  週に1回以上は外出していますか
  • ⑰  昨年と比べて外出の回数が減っていますか
  • ⑱  周りの人から「いつも同じことを聞く」など物忘れがあるといわれますか
  • ⑲  自分で電話番号を調べて、電話をかけることがありますか
  • ⑳  今日が何月何日かわからなくなることがありますか(カレンダー等みてわかる場合は「いいえ」)
  • ㉑ (ここ2週間)毎日の生活に充実感がない
  • ㉒ (ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった
  • ㉓ (ここ2週間)以前は楽にできていたことが今ではおっくうに感じられる
  • ㉔ (ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない
  • ㉕ (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

上記の項目に「はい」か「いいえ」で答えていきます。

これらの項目から該当数を計算し、該当すれば「事業対象者」として登録されます。

同時に、なぜそのサービスが必要なのかを地域包括支援センターの職員と一緒に考え、できるだけ介護サービスに依存せずに生活できる方法を考えていきます。

また、身体状況によっては介護サービスを使い続けることもあるので生活機能を維持するのかも併せて検討します。

本人が自覚していない場合は家族からの情報で判定が変わる場合があります。

判断する際に悩むこともありますので、厚生労働省のページを参照してください。

身体状況や生活環境が変われば、いつでも介護保険サービスに切り替えることが可能です。わかりやすく言えば、ヘルパーさんとデイサービスであれば総合事業で利用ができます。

また、地域によって独自にサービスを作っているので、どのようなサービスがあるのか市役所もしくは地域包括支援センターに尋ねてみましょう。

次回は「自宅での介護を長続きさせる家族の特徴について」お話ししたいと思います。

オハナスタイル公式ライター : 二児のパワフルママ

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