2018_07_12(木) 09:00

『施設の選び方』編
~働きながら親の介護をしている人への介護情報~その6

記事投稿: 二児のパワフルママ

2018_07_12(木) 09:00

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記事投稿: 二児のパワフルママ

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前回は、施設の種類と特徴について説明しました。
では、施設を選ぶにあたってどのようなことを考えていけばよいのか、また、施設を選ぶときにどのようなことに注意して、施設を見たらよいのか考えていきましょう。

【事前準備】
○施設入所における費用について考えておく
まずはここが重要です。介護は子育ての場合と違い、終わりが見えにくいことが多いです。また、身体状況の変化によって介護の費用が高くなることもあります。さらに、高齢者の単身世帯と夫婦世帯では使える費用に違いが出てきます。夫婦世帯においては同時に同じ施設に入ることが難しい場合、2つの世帯の生活が成り立つのか考えておく必要があります。
子どもや孫が介護費用を負担する場合には、長い目で見て支援できるのかどうか、しっかりと話し合いをしましょう。

○生活で大切にしたいこと
年齢を重ねての生活場所の転居はかなりの心理的身体的負担と周囲もエネルギーが必要になる作業です。特に自分の体が悪くなった時(いわゆる終末期をむかえるとき)に、自分が施設で過ごすことを希望するのかどうかも考えておきましょう。また、譲れないもの(自由に外出ができる、趣味活動の場所がある、食事がおいしい等)に優先順位をつけておくと良いでしょう。また、家族が施設にアクセスしやすいかどうかも考えておくと良いでしょう。

○気になる施設のパンフレットを取り寄せる
施設の相談をしたところ(地域包括支援センターや居宅介護支援事業所、病院の相談窓口など)でもいただくこともできます。
しかし、時間や手間等をかけても大丈夫な時には、自分でパンフレットの取り寄せをしてみるとよいです。なぜならば、その時の電話の応対やパンフレットの送り方などでその施設職員の接遇を垣間見ることができるからです。

○家族の対応窓口を決めておく
施設に入所となったとき、家族の代表者を決めておきましょう。

【施設見学の際に見ておく・聞いておくとよいこと】

○職員がきちんと挨拶をしているか
施設の理念や職員教育の行き届きがわかる最初のところです。どれだけ良いことを理念に掲げていても、あいさつや笑顔がない職員が多い雰囲気では、本当に良いケアをしているか不安にもなりますよね。

○清潔感があるか・職員が生き生きと働いているか
入ってすぐの施設の中のにおいや掃除の行き届き具合を確認しましょう。特に、トイレなど目の届きにくい場所の確認ができると良いでしょう。

○スタッフの身なりはどうか
清潔感や挨拶などもそうですが、職員の洋服の乱れや室内履きの清潔感を見ていくと良いでしょう。

○入所している方の表情や雰囲気はどうか
できれば、実際に生活している方のお部屋の中を見学させてもらえると良いです。それぞれの部屋に飾ったり置いているもの、持ち込んでいるものに違いがある場合、それだけ個人の生活や価値観に寄り添おうとしてくださっていると考えることができます。

○簡単な言葉でわかりやすく説明しているか
見学に来てくださった方に合わせた内容で説明してくれるかどうかを観察しましょう。

○費用面について、パンフレットに書かれている以外でどのようなものがかかるのか
パンフレットに書かれている以外でどのような費用が掛かるのか、施設によって様々です。できるだけ具体的に何の費用がどれくらいかかるのか確認しましょう。

○金銭管理について
お小遣い等含めて施設内でのお金の管理はどのようになっているのか確認をしておくと良いでしょう。個人のお金を全く預からないという場合もありますので、その時にはどのような対応になるのか確認しましょう。

○病院受診について
施設スタッフが付き添うのか、家族が呼び出されるとしたらどのくらいの頻度か、スタッフが付き添う場合、料金が発生するのかなど確認が必要です。


○入院した時の居室料などの料金発生の有無と、どの程度の期間なら在籍できるのか。
入院しているときでも施設側に料金が発生することもあります。また、入院期間が長くなった場合退去する場合もありますので注意が必要です。

○どのような状況まで施設が対応できるのか
医療的な処置が必要となった場合、入居が難しくなることがあります。

○施設から転居が必要となった場合、どのように対応してくれるのか
万が一住み替えが必要となった場合、家族や本人が探すことは本当に大変です。どこまで対応できるのか、具体的に転居が必要となった人がいるのか、その時にはどのように対応したかを確認しましょう。

○自分が大切にしたいことをお話しして、どの程度対応可能かどうか確認しましょう
内容の確認も重要ですが、その時に対応してくださる方の態度にも気を付けてください。お話ししている人の話を十分に聞いて気持ちに寄り添ってくれるか、また、施設側の都合ばかりをお話ししていないかどうか観察してみましょう。

○時間帯を変えて何度か施設見学をしてみましょう
朝・昼・夕と施設の中では人の動きが違います。当然施設も見学に対応するためできるだけ、ゆっくりと時間が取れる時間を調整します。しかし、人の動きや雰囲気は時間帯によって異なります。施設と相談しながらになりますが、何度か足を運ぶことが良いでしょう。

○複数の施設の見学に行きましょう
候補を一つに決めず、いくつか行くことでそれぞれの良さや気になる部分が変わってきます。

長くなりましたが、生活するのは家族ではなくご本人様になります。
可能であれば、ご本人様と一緒に見学に行き施設の雰囲気を感じてみてください。
次回は、介護支援専門員や地域包括支援センター職員との上手な交流方法について説明します。

オハナスタイル公式ライター : 二児のパワフルママ

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