2018_07_05(木) 15:00

『老人ホーム』編
~働きながら親の介護をしている人への介護情報~その5

記事投稿: 二児のパワフルママ

2018_07_05(木) 15:00

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記事投稿: 二児のパワフルママ

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前回は介護保険で利用できるサービス、特に自宅で過ごすときの介護サービスについてお伝えしました。
5回目は自宅での生活に不安を感じた時のことを考えていきます。
家族と同居することも検討することもありますが、家族だからと介護をすべて担うことは難しい場合が多くみられます。

また、生活環境が変わることで介護が必要な方にとってできないことが増えてくることもあります。
最近は、たくさんの介護施設が建設される地域もあります。「自分はどこに入れるの?」「施設の一時金って高いって聞くけど、どのくらい必要?」「入居に3年~5年もかかると聞くので今から申し込んでおかないと」など私の職場にも多くの不安を抱えた人が相談に来ます。

一言で「老人ホーム」と言っても特徴と入居要件等があります。では、詳しく説明していきましょう。

「老人ホーム」の種類
【介護保険施設】
介護保険サービスに位置づけられています。3種類あります。

①特別養護老人ホーム
特  徴:終の棲家となることが多い。医療的な処置が少ない方が入所する。
介護区分:(原則)要介護3以上の方。
初期費用:なし。
負担費用:(目安)8万円~12万円(部屋・収入や貯蓄により負担割合の変動あり)。日用品については負担が必要。
介護サービス:施設職員が実施。
看護サービス:施設看護師が対応。
医療サービス:専属や嘱託医が対応。

②老人保健施設
特  徴:リハビリ等を行い自宅などの住まいに戻ることが前提。退去期限あり。
介護区分:要介護1以上の方。
初期費用:なし。
負担費用:(目安)10万円~15万円(部屋・収入や貯蓄により負担割合の変動あり)。自宅と病院をつなぐ役割があるため加算が多様。
介護サービス:施設職員が実施。
看護サービス:施設看護師が対応。
医療サービス:専属や嘱託医が対応。

③介護療養型医療施設
特  徴:専門的な医療処置を必要とする高齢者が入居。医療機関内や同じ敷地内に開設されている。2018年4月より一部廃止しているところもある。
介護区分:要介護1以上の方。
初期費用:なし。
負担費用:(目安)7万円~16万円(部屋・収入や貯蓄により負担割合の変動あり)。
介護サービス:施設職員が実施。
看護サービス:施設看護師が対応。
医療サービス:専属や嘱託医師が対応。

この3つの施設は設置できる母体(地方公共団体・医療法人・社会福祉法人)が決まっています。
どの施設の特徴としては①入居一時金などがない②本人や世帯の所得や貯蓄額に応じた負担軽減の制度がある③全国どこでも利用料に大きな違いがないことが挙げられます。

とても良い施設ではありますが、市区町村によって数に違いがあるため、待機している数が多いといわれます。
(特に都心部は待機待ちの方が多いといわれます)。
また、施設を開設したものの、介護職員等の人手不足で定員より少ない対象者を入居させざるを得ない状況もあります。



【認知症対応型共同生活介護】
特  徴:認知症高齢者のかたが専門の職員と一緒に集団で生活する施設。1施設当たり9人と家庭的な雰囲気の中で職員とともに生活を送ります。
介護区分:要支援2以上の方。
初期費用:施設により異なる。
負担費用:(目安)15万~25万。おむつ代等が別途必要になることもある。
介護サービス:施設職員が実施。
看護サービス:施設看護師が対応。
医療サービス:専属や嘱託医が対応。

【有料老人ホーム】
大きく分けると①健康型有料老人ホーム②住宅型有料老人ホーム③介護付き有料老人ホームがあります。
民間企業の参入が盛んです。

特  徴:
①一時金が必要なところが多い
②介護の区分がなくても入所が可能なところがある
③介護の区分が低いときには費用が抑えられることがある
④施設費用が地域や事業所によって差が大きい

生活するにあたり介護が必要になったときには、追加で介護保険サービスを利用することがあります。
身体状況によっては介護費用の上限が見えにくいこともあります。

【サービス付き高齢者住宅】
有料老人ホームと同じく民間企業の参入が盛んです。
60歳から入居が可能です。料金は施設によって差があります。
介護の区分がなくても入所できるところもあります。
生活するにあたり介護が必要になったときには、追加で介護保険サービスを利用するか、施設内の職員が対応することもあります。

【軽費老人ホーム】
低所得の高齢者が入所できるための施設です。
料金は収入によって負担額が異なります。
60歳からの入居が可能です。
介護の区分がなくても入所ができます。
施設を設置できる母体が決まっています。介護の区分に応じて施設内で対応する場合と外部の介護保険サービスを受ける場合があります。

【養護老人ホーム】
環境的・経済的に困っている方が入所する施設です。
料金は収入によって異なります。
65歳からの入居が可能です。
基本的には自分の身の回りのことは自分でできる方が入所の対象となります。

自宅での生活が難しくなり施設での生活となった場合、これらの特徴を考えながら選んでいくといいと思います。
また、施設入居の際、どのように選んだほうがよいのかわからないこともありますので、その時には「地域包括支援センター」にご相談ください。
すでに介護の区分を持っており、自宅で介護保険のサービスを使っている方は担当の介護支援専門員にご相談いただけるといいです。

次回は「施設入所をするときに、施設を見るポイント」を説明したいと思います。

次回に続きます。

オハナスタイル公式ライター : 二児のパワフルママ

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