2018_06_14(木) 16:00

【親孝行体験談】父と酌み交わした二十歳のお酒

記事投稿: BOLSTER株式会社

2018_06_14(木) 16:00

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記事投稿: BOLSTER株式会社

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私が高校生の時、父は「おまえが大学生になって二十歳になったら、一緒に酒を飲みたい」とよく言っていました。

当時、私は部活ばかりで勉強なんてほとんどしていませんでしたが、将来は教師になりたいと思っており、第一希望は国立の教育学部を目指していました。
父もそれを知っていて、励ましのつもりでそう言っていたのかもしれません。
部活を引退してからは、一生に一度きりの経験、と一日10時間以上勉強して、何とか第一希望の大学に合格しました。
実家から通える地元の大学だったので、家族は全員喜んでくれましたが、中でも父が一番喜んでくれていたように思います。



そして、私が二十歳になった日。
父に連れられ、父の行きつけのスナックで初めてのお酒を飲みました。

常連さんやママに「娘さん、パパそっくり!」と言われ、気分がよくなった父はカラオケを歌ったりして、とても楽しそうでした。
お酒もすすみ、結局、母に車で迎えに来てもらう羽目になりましたが、父は車の中でも「また行こうなぁ」と言っていて本当に嬉しそうでした。

それから私は大学を卒業し、民間の専門学校に就職した年に、父は50歳という若さで病気で亡くなりました。

父は、あの日撮ってもらった写真を、携帯の待ち受けにしてずっと変えずに持ってくれていました。
病院に入院してからは、フォトフレームにその写真を入れて、枕元に置いていました。
少しでも父の記憶に残る楽しい時間になったのならよかった、と今では思います。

そしてあの時の楽しい記憶を胸に、私も自分の息子が二十歳になったら、父の写真とともに一緒にお酒を飲みたいと思っています。

<投稿者:ふなさん>

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